マカオで建設中・設計段階のホテルは12軒、1204室分…2025年2Q

 近年、マカオでは新興埋立地のコタイ地区及びマカオ半島の新口岸地区を中心に大型カジノIR(統合型リゾート)、ホテルを含む複合ビル等の建設ラッシュが続いている。

 マカオ政府土地工務局は7月29日、今年第2四半期(2025年4〜6月)時点で建設中のホテルが3軒、設計段階(5年以上更新のないプロジェクト含まず)のものが9軒あり、供給客室数は前者が204室分、後者が1000室分とする最新データを公表。

 前の四半期(同年第1四半期)/前年同時期との客室数を比較すると、建設中のホテルで93.03%減/93.15%減、設計段階で変動なし/17.51%減に。(エリア別内訳は文末のデータ参照)

 マカオ政府統計・センサス局の最新資料によれば、今年6月末時点で営業中のホテル数は前年同時期から4軒増の147軒、客室供給数は3.8%減の4.50万室となっている。

【資料】
2025年第2四半期時点で建設または設計段階のホテルデータ(エリア別)
<マカオ半島>
・建設中:3軒 204室
・設計段階:9軒 1000室
<タイパ島>
・建設中:なし
・設計段階:なし
<コタイ地区>
・建設中:なし
・設計段階:なし
<コロアン島>
・建設中:なし
・設計段階:なし

統合型リゾート(IR)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の町並み(写真:MGTO)

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