マカオIR運営サンズチャイナが2つのテーマアート展開催…日本アーティスの作品も

 マカオで複数の統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナ社は、コタイ地区にある傘下のIR施設で、マカオ政府文化局が隔年開催する大規模国際文化祭「アートマカオ:マカオ国際アートビエンナーレ2025」の一環として『ドーパミン:ファウンテン・オブ・ハピネス』と『ビヨンド・ザ・フレーム』の2つのテーマアート展を(2025年)7月29日から10月15日まで開催する。

 『ドーパミン:ファウンテン・オブ・ハピネス』は、鮮やかな色彩、無限の想像力、ポジティブな感情表現を軸としたドーパミン美学の力を通じて幸福を呼び覚ますことがテーマで、国際的に著名な9人の現代アーティストがセサミストリートのキャラクターを古代ローマ神話とドーパミンアートの鮮やかな色調と融合させ、独自の芸術的センスで再解釈して制作した精巧な作品をヴェネチアンマカオのファサードをバックに展示するもの。

ヴェネチアンマカオで開幕した『ドーパミン:ファウンテン・オブ・ハピネス』のイメージ(写真:Sands China Ltd.)

 『ビヨンド・ザ・フレーム』は、内外6人のアーティストによる絵画、彫刻、インスタレーション、メディアミックスといった多様な作品を通じ、現代のグローバルな文脈において芸術の境界がどのように再定義されているかを共同で探索する内容となり、プラザマカオのサンズギャラリーで開催される。

 両展には、日本アーティストのジュン・オソンさんが作品を出展している。オソンさんは、29日のオープニングセレモニーに合わせてマカオ入り。広く海外で活躍するオソンさんだが、今回が初めてのマカオ訪問といい、本紙の取材に対し、ハッピーオーラに溢れたおもしろい街で、旧市街地を訪ねたり、エッグタルトを味わってみたいと述べた。

『ドーパミン:ファウンテン・オブ・ハピネス』に展示されているジュン・オソンさんの作品『BIG BIG BIRD』(写真:Sands China Ltd.)

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