マカオ、CPI上昇率縮小続く=15年10月、4.16%上昇の106.94

マカオ政府統計調査局が11月23日に公表した最新データによると、今年(2015年)10月の総合物価指数(CPI)は前年同月比4.16%上昇の106.94だった。CPI上昇率の縮小は6ヶ月連続。

前年同月との比較で最も価格指数の上昇幅が顕著だったのは「たばこ・アルコール飲料」の34.29%、「教育」の8.96%、「住居設備・用品」の6.96%で、主にたばこ増税、学費、ホームヘルパー賃金の値上がりによるもの。一方、「衣類・履物」は1.89%、「通信」は0.16%のそれぞれ下落。

前月CPIとの比較では0.42%上昇。月極駐車場価格の値上がり、冬物衣料の販売スタート、ホームヘルパー賃金のアップにより、「交通」、「衣料・履物」、「住居設備・用品」価格指数がそれぞれ1.72%、1.50%、1.11%上昇。この他、外食費用、野菜価格の値上がりを受け、「食品・ノンアルコール飲料」価格指数についても0.27%の上昇となった。なお、一部小売業者がたばこ価格の見直したことから、「たばこ・アルコール飲料」価格指数は3.84%下落。

今年10月までの直近12ヶ月の平均CPIは直前期と比較して4.91%上昇。分類別では「たばこ・アルコール飲料」、「住居及び燃料」価格指数の上昇幅ががそれぞれ11.04%、9.29%と目立った。

今年1〜10月の平均CPIは前年同期比4.73%上昇。分類別では「たばこ・アルコール飲料」、「住居及び燃料」価格指数の上昇幅ががそれぞれ13.16%、8.83%。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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