マカオの高級プチホテル「ポウサダデサンチアゴ」休業へ=新交通システム建設工事の騒音影響

マカオ半島南部の西灣湖に面した丘に建ち、17世紀に建てられたポルトガル軍の要塞跡を転用したホテルとして知られる「ポウサダデサンチアゴ」が今年(2017年)3月31日から休業を予定していることがわかった。

同ホテル運営会社の幹部、アンジェラ・リョン氏が2月14日に明らかにしたもので、休業の理由についてはホテル付近で行われているマカオLRT(新交通システム)の駅を中心とした交通ハブの建設工事による騒音の影響によるものと説明した。

なお、休業期間については具体的に明らかにされなかったが、従業員については、系列ホテルに異動させ、全員の雇用を維持するとのこと。

同ホテルのホテル等級は5つ星、客室数は全室スイート仕立ての12室で、宿泊客以外でも利用できるレストラン、ラウンジを併設。歴史的建造物ならではのクラシカルな雰囲気が多くのファンを魅了してきた。

ポウサダデサンチアゴ外観(資料)-本紙撮影

ポウサダデサンチアゴ外観(資料)-本紙撮影

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