マカオ 17年1月の外貨準備高約2兆2462億円=前月から0.7%上昇

マカオは面積30平方キロ(山手線の内側の半分)、人口65万人という小さな地域だが、外貨準備高は旧宗主国のポルトガルにも匹敵する規模となっている。

マカオの年間カジノ売上は世界最大を誇り、年間3000万人以上の旅客が訪れるアジア有数の観光都市として知られる。

マカオ政府金融管理局は2月15日、今年(2017年)1月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備資産総額)の初歩統計が1568億パタカ(196.2億米ドル、日本円換算:約2兆2462億円)だったと発表した。

訂正後の昨年12月の数値1557億パタカ(194.9億米ドル、約2兆2304億円)から0.7%の上昇となった。

今年1月末の外貨準備高は前月末のマカオ流通貨幣の約12倍、広義マネーサプライ(M2)におけるマカオの法定通貨、マカオパタカ分の96.2%だった。

また、同月のマカオパタカの貿易加重指数は109.60で、前月から0.60ポイントの下落、前年同月から1.96ポイントの上昇。主要貿易相手国・地域の通貨に対して前月比でマカオパタカ安、前年同月比でマカオパタカ高の状況にあることを示している。

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

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