16年マカオの歳入6.6%減…カジノ税収のマイナス響く=財政収支は黒字確保

マカオ政府財政局が3月22日付で昨年(2016年)の財政収支の暫定数値を公表。昨年のマカオ特別行政区政府の歳入は前年から6.7%減の1024.1億パタカ(日本円換算:約1兆4251億円)だった。

歳入の大半を占めるゲーミング(カジノ)税収が5.9%減の794.8億パタカ(約1兆1060億円)だったほか、ランドコンセッションプレミアム(公有土地利用権料)が43%の大幅減となる18億パタカ(約250億円)にとどまった。

歳出は0.3%増の807.3億パタカ(約1兆1234億円)。財政収支は26%減だったものの、216.8億パタカ(約3017億円)の黒字だった。

ゲーミング税の税率は、カジノの場合で売上のおよそ40%に設定されている。マカオの月次カジノ売上は2014年6月から2016年7月まで26ヶ月連続で前年割れとなったが、同年8月から今年(2017年)2月まで7ヶ月連続で対前年プラスを維持している。

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

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