マカオIR運営大手サンズチャイナ、地元中小企業振興策で従業員2.8万人向け即売会開催

マカオで複数の大型カジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナは9月27日、今年(2017年)9月18日から28日まで、従業員を対象とした商品即売会を4つのIR施設(サンズマカオ、ヴェネチアンマカオ、サンズコタイセントラル、パリジャンマカオ)のバックヤードエリアで実施していると発表した。

サンズチャイナによれば、今回の即売会開催の理由として、メイド・イン・マカオの取り扱いや若者が起業した地元中小企業に対する販路提供による支援と従業員に対する福利厚生の2つを挙げた。サンズチャイナの従業員数は約2.8万人に上る。今回、地元菓子メーカーの咀香園餅家とパソコンなど電子機器販売店のヴァストコムの2社が60種類以上の商品を割引価格で販売しているという。

サンズチャイナでは、2011年からおよそ3ヶ月に1度の頻度で従業員向けの即売会を開催しており、今後も継続する意向とのこと。

サンズチャイナが運営するIR施設のバックヤードエリアで開催された従業員向け即売会の様子(写真:Sands China Limited)

サンズチャイナが運営するIR施設のバックヤードエリアで開催された従業員向け即売会の様子(写真:Sands China Limited)

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