香港、6/3の新型コロナ新規感染確認は輸入性1人のみ…流行第4波終息後の市中感染ゼロ維持

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、このところようやく状況が落ち着き、政府が5月29日に終息との見方を示したばかり。

 香港政府の発表によれば、6月3日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は1人だったとのこと。唯一の感染確認例は輸入性で、インドネシアからの入境者。患者は5月30日に香港入境後、政府指定の隔離検疫用ホテルに滞在しており、検疫期間中のウイルス検査で陽性反応が確認された。無症状で、ウイルス量の不足によりN501変異株ウイルスの感染有無を調べる検査は実施できていないという。

 翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)は5人以下という。

 なお、香港における直近の感染経路不明の市中感染確認は4月23日、感染経路の判明している市中感染確認確認は4月28日で、第4波終息後は市中感染ゼロを維持している。

 香港における過去14日間(5月20日〜6月2日)累計の新規感染確認は21人で、すべて輸入性事案。ここまでの累計感染確認数は1万1850人(擬似事案1人含む)。

 香港の6月2日時点のワクチン接種率は21.6%(1回目の接種完了)、16.0%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は246万6461回、1日あたり接種回数は3万2415回(7日移動平均値3万4613回)。

香港のイメージ=香港島・中環にて本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府交通事務局は5月17日、同月16日未明にタクシー助手席でのシートベルト着用をめぐるトラ…
  2.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業SJMリゾーツ社がマカオ特別行政区の成立25周年を記念して…
  3.  マカオ司法警察局は5月17日、同月16日にコタイ地区のカジノ施設にあるVIPルームを対象に実施し…
  4.  マカオ半島新口岸地区にあるカジノIR(統合型リゾート)サンズマカオ(澳門金沙)がきょう(5月18…
  5.  マカオ司法警察局は5月16日、マカオで商業ビルのレンタル会議室を宝飾品店に偽装し、マカオ人の男性…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun