マカオ、タクシー乗客が運転手に暴力振るい車載機器破壊…助手席シートベルトめぐるトラブル

 マカオ政府交通事務局は5月17日、同月16日未明にタクシー助手席でのシートベルト着用をめぐるトラブルが発生したことを明らかにした。

 同局によれば、タクシー運転手がホテルのタクシー乗り場で客を載せた際、助手席を利用する乗客に法律で規定されているシートベルトの着用を求めたところ、乗客はこれを拒否した上、暴力を振るってきたとのこと。運転手が警察へ通報し、警察官の到着を待つ間、この乗客が車内にあった車載レコーダーを強引に外して車外へ持ち出し破壊。その後、警察が到着し、負傷した運転手は治療のため病院へ搬送されたという。

 車載レコーダーは法律に基づきタクシーに設置されているもので、プライバシー保護の観点から、録画データの確認には法的手続きが必要となる。同局がサプライヤーに検査させたところ、機器の封印は解かれておらず、録画データの流出はないとの見方を示した。

 同局では、職業ドライバーの運転の安全は高く保証されており、同局として警察による捜査に全面協力するとともに、タクシー営業法の規定に基づき、乗客が車載設備の正常運用に支障を与えたとして3万パタカ(日本円換算:約60万円)の罰金を科し、相応の刑事責任についても追求するとした。

マカオのタクシー乗り場のサイネージ(資料)=本紙撮影

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