パラダイスエンタ、既存2カジノの管理継承へ

マカオでカムペックカジノなどを運営する娯楽大手パラダイスエンタテインメント社(香港上場)のジェイ・チュン主席が、将来的に2箇所のカジノ管理を継承する予定があることを明らかにした。
12月27日付地元有力「澳門日報」が報じた。同氏によると、まだ正式契約をしていないため具体的な場所は公表できないとしながらも、1つがSJM傘下施設であると示唆したという。

パラダイスエンタテインメント社はマカオのゲーミングマシン製造会社のLTゲーム社を傘下に持つ。海外市場への積極進出を予定しており、2014年には米国に700台、東南アジアに300台、オーストラリアに1,000台の輸出を予定しているという。チュン社長によると、5,000を超えるカジノのある米国市場を魅力的な潜在マーケットとの認識。同社の電子ゲーミングマシンはマカオ市場で60%のシェアを持つ。電子ゲーミングマシンはスロット機と比べて収益が高いことから、インベスターによる引き合いも多いといい、2014年はシェア65%を目指す考え。

パラダイスエンターテイメント社のジェイ・チュン会長(資料)―本紙撮影

パラダイスエンターテイメント社のジェイ・チュン会長(資料)―本紙撮影

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