マカオ警察が違法麻雀賭博店を摘発…店主と客の計5人送検

 マカオ治安警察局は4月10日、マカオ半島の新橋エリアにある路面店で違法麻雀賭博が行われている可能性があるとの通報を受けて同月8日に当該店舗に対する立入検査を実施した。

 この際、店内で男女4人が賭け麻雀に興じているのが確認されたという。まもなく店主の男が現場に到着し、同局の調べに対して2023年3月上旬から当該店舗を借りて客に麻雀場所を提供し、勝者から1局あたり10パタカ(日本円換算:約190円)、300パタカ(約5700円)を上限にコミッションを徴収し、これまでにおよそ5000パタカ(約9.5万円)の利益を得ていたと説明したとのこと。

警察が押収した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

 同局では、現場から麻雀卓1台、麻雀牌2セットなどを証拠品として押収。また、店舗の責任者を違法賭博場所経営罪、客についても麻雀賭博に参加したことが法令に触れるとして、本件に絡む5人全員を検察院送致済みとした。

 マカオで違法麻雀店の摘発は珍しいことではないが、今年については本件が初めてのケース。

警察署に身柄を移送される違法麻雀賭博店の店主と客ら=2023年7月12日(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計調査局は5月20日、今年第1四半期(2024年1〜3月)及び通期の旅客消費調査(ギ…
  2.  マカオ市政署は5月20日、マカオ半島北部に位置する公設市場で建物外観の色から「紅街市(レッドマー…
  3.  中国共産党中央香港マカオ工作弁公室主任で、中国政府の香港マカオ政策担当部門にあたる国務院香港マカ…
  4.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業SJMリゾーツ社がマカオ特別行政区の成立25周年を記念して…
  5.  マカオ政府交通事務局は5月17日、同月16日未明にタクシー助手席でのシートベルト着用をめぐるトラ…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun