マカオ、リージェンシーアートホテルの中東・インド料理店がハラール認証獲得

 マカオ・タイパ島にあるリージェンシーアートホテル(麗景灣藝術酒店/Regency Art Hotel)は8月7日、同ホテルに併設する中東・インド料理店「森ZAM ZAM」が香港イスラム教信託基金総会からハラール認証を正式に獲得したことを受け、証書授与セレモニーを開催した。

 同ホテルのゼネラルマネジャーを務めるウィリー・タイ氏はセレモニーの中で、マカオ政府がアフターコロナで旅客ソースのダイバーシティ化を目標として掲げ、観光関連業界と共同でムスリム旅客の受け入れ態勢の整備進める中、今回のハラール認証の獲得により、ムスリム旅客が安心して食事を楽しむ環境づくりができたとし、今後もハラールフレンドリー旅行モデルの推進を図るなどインバウンド旅客の多様なニーズに対応していきたいと述べた。

リージェンシーアートホテルで開催された「森ZAM ZAM」レストランに対するハラール認証証書授与セレモニーの様子=2024年8月7日(写真:Regency Art Hotel)

 同ホテルによれば、森ZAM ZAMは中東・地中海スタイルのインテリアの中で中東、インドのほか、マレーシアやインドネシアの特色あるムスリム料理を主に提供しているとのこと。座席数は110席、営業時間は午後6時から午後10時半まで、毎週月曜休。

 今年(2024年)上半期のマカオのインバウンド旅客をソース別にみると、直行便の新規就航などをきっかけにインドネシア(58.2%増)やマレーシア(2.0倍増)が急増している。

「森ZAM ZAM」レストランの内観と料理のイメージ(写真:Regency Art Hotel)

関連記事

最近の記事

  1.  マレーシアのMJets Air(Mジェットエア)が4月28日、同国のクアラルンプール国際空港とマ…
  2.  マカオは人口約68万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  3.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、香港上場のSJMホールディングスは4月…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土で5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴー…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun