マカオほかIR運営メルコリゾーツが2025年2Qの業績発表…増収減益

 マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エンターテインメント社(米ナスダック上場)はマカオ時間の7月31日、今年第2四半期(2025年4〜6月)の監査前業績を発表。

 同社の今年第2四半期の営業収益は前年同時期から15%増の13.3億米ドル(日本円換算:約2004億円)。ゲーミング(カジノ)及びノンゲーミング(非カジノ)の事業全体におけるパフォーマンスの改善を主な増収要因として挙げた。

 営業利益は0.01億米ドル(約1.5億円)増の1.247億米ドル(約188億円)、調整後プロパティEBITDAについては0.75億米ドル(約113億円)増の3.777億米ドル(約569億円)、親会社株主に帰属する純利益は420万米ドル(約6.3億円)減の1720万米ドル(約26億円)に。

 メルコリゾーツのローレンス・ホー会長兼最高経営責任者(CEO)は今回の業績発表にあたり、マカオのプロパティに限ったEBITDAは前年同期比35%増、前四半期比13%増となり、ゲーミングボリュームと収益がいずれも増、(マカオの旗艦IR施設である)シティ・オブ・ドリームス マカオとスタジオシティのマスゲーミングテーブルの収益で新記録を樹立し、これらはコスト効率の向上による利益率の改善により支えられ、戦略的イニシアチブの取り組みが持続的な成長のための堅固な基盤を築いたと確信していると述べた。

マカオ・コタイ地区にあるメルコリゾーツ&エンターテインメント社の旗艦IR施設「シティ・オブ・ドリームス マカオ」(資料)=本紙撮影

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