14年マカオの消費者物価指数6.05%上昇=住居、外食費アップ

マカオ政府統計調査局は1月21日、マカオの2014年通年の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は101.11となり、対前年6.05%の上昇。住居費と外食費の上昇が主要因で、インフレ率を4.2ポイント押し上げた。

通年の価格指数上昇が最も顕著だったのは、住居及び燃料費の11.93%、食品及びアルコール飲料の6.11%。一方、通信は0.31%の下落となった。

昨年(2014年)12月単月のCPIは103.45で、対前年5.59%の上昇。前年同月との比較で最も上昇幅が顕著だったのは住居及び燃料費の11.69%、食品及び非アルコール飲料の5.83%で、医療の5.42%、主に家賃、外食費、診療費の上昇に伴うもの。

昨年12月のCPIは前月との比較で0.29%上昇。冬物衣料価格、旅行ツアー代金の上昇を受け、衣類・履物、レジャー・文化価格指数がそれぞれ2.46%、1.67%上昇。一方、石油価格が下落に転じたことで、交通価格指数は1.35%の下落となった。

2014年第4四半期の消費者物価平均指数は103.9となり、前年同期と比較して5.96%上昇。このうち、住居及び燃料、食品及び非アルコール飲料がそれぞれ11.97%、6.03%上昇。

マカオの下町エリアにある露天マーケット(資料)—本紙撮影

マカオの下町エリアにある露天マーケット(資料)—本紙撮影

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