台湾LCCのVエア、マカオ路線撤退へ=新規就航後3ヶ月

台湾のLCC(格安航空会社)Vエアが今年(2015年)4月10日に新規就航したばかりの台北・マカオ線から撤退する予定であることがわかった。

マカオの政府系放送局TDMが5月30日未明のラジオニュースで報じた内容によると、マカオ民航局がすでにVエア側から通知を受け取ったことを認めたという。また、撤退の理由については商業的考察に基づくものとのこと。

なお、Vエアの公式サイトでは、7月10日が台北・マカオ線の最終運航日となっており、新規就航からたった3ヶ月で姿を消すことになる。

Vエアは2013年に設立された復興航空傘下の新興航空会社で、台北の桃園国際空港を本拠地としている。今年4月10日に台北・マカオ線に新規就航した際、当初は週3便(月・水・金)の運航だが、6月以降デイリー化を計画しているとしていた。

台湾とマカオを結ぶ路線では、Vエアのほか、マカオ航空、エバー航空、復興(トランスアジア)航空の3社、タイガーエア台湾が定期便を運航している。

マカオ国際空港で開催されたVエアの新規就航祝賀セレモニー=4月10日(写真:CAM)

マカオ国際空港で開催されたVエアの新規就航祝賀セレモニー=4月10日(写真:CAM)

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