マカオ警察、韓国でのMERS深刻化受け防疫対応力強化図る=感染者搬送演習実施

マカオ治安警察局は6月19日、MERS(中東呼吸器症候群)感染者が共同住宅で発生したとの想定で一連の防疫措置の流れ及び指揮系統の確認を行う50人を動員した大規模演習を施した。

同局では、演習実施の理由として、韓国において最初のMERS感染者が発見されて以来、感染者数及び死亡例の増が続くなど、状況が深刻化しているとし、マカオにおける防疫対応力を強化するためと説明している。

同局では、6月10日にも水際対策を目的とした大規模演習を実施している。

世界遺産、カジノ、食文化といった独特の見どころを有するマカオは年間およそ3150万人(のべ、2014年実績)の旅客が訪れるアジア有数の観光都市として知られる。大中華圏と呼ばれる中国本土、香港、台湾からの旅客が大半を占めるが、それに次いで多いのが韓国だ。

マカオを訪れる韓国人旅客は近年増加傾向にあり、昨年(2014年)は前年比16.9%増の約55万人、今年1〜4月累計では前年同期比12.7%増の約21万人に達している。1日あたり1500人の韓国人旅客がマカオを訪れているという計算になる。

なお、マカオ政府衛生局と観光危機管理室は6月8日から9日にかけて相次いで警戒レベル引き上げと渡航アラートを発令し、市民に対して不要不急の韓国渡航を自粛するよう呼びかけている。

マカオ治安警察局が実施したMERS感染者搬送演習の様子=6月19日(写真:マカオ治安警察局)

マカオ治安警察局が実施したMERS感染者搬送演習の様子=6月19日(写真:マカオ治安警察局)

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