マカオカジノ大手メルコ・クラウン・エンターテインメント、従業員に大卒資格取得機会提供=英エディンバラ・ネイピア大と協力

マカオ・コタイ地区で大型IR(統合型リゾート)シティ・オブ・ドリームズ マカオなどを運営するメルコ・クラウン・エンターテインメントは9月18日、英国スコットランドのエディンバラ・ネイピア大学と組み、従業員に大卒資格(学位)取得機会を提供する新しい人材育成計画を2016年から開始することを発表した。マカオでは初の試みという。

対象となる従業員は大卒資格を持たない地元マカオの従業員で、15人がプログラムへの参加を表明したとのこと。国際マーケティングやゲーミング(カジノ)マネジメントなどを2年間かけて学び、エディンバラ・ネイピア大学の国際ビジネスマネジメント学位の取得を目指す。

昨今、マカオのカジノ市場は低迷長期化の様相を呈しているが、マカオのカジノ経営ライセンス保有6陣営はいずれも近年中に大型IR施設の開幕を控えていることから、熾烈な人材獲得競争が続いている。メルコ・クラウン・エンターテインメントは来月(10月)27日にスタジオ・シティの開業を予定している。

従業員に大卒資格取得機会を提供する人材育成計画を発表するメルコ・クラウン・エンターテインメントのローレンス・ホー共同会長兼CEO=9月18日(写真提供:Melco Crown Entertainment)

従業員に大卒資格取得機会を提供する人材育成計画を発表するメルコ・クラウン・エンターテインメントのローレンス・ホー共同会長兼CEO=9月18日(写真提供:Melco Crown Entertainment)

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