マカオ、1-9月の新規HIV感染報告25件=大半が男性同士の性交渉

マカオ政府エイズ予防委員会事務局長を務めるラム・チョン(林松)医師は10月7日にレッドリボン運動関連イベントに出席した際、マカオで今年(2015年)1〜9月に新規確認されたHIV感染報告数が25件だったとし、前年の累計48件を下回るペースになりそうだとの見通しを示した。

25件の新規HIV感染例のうち14件をマカオ居民(マカオ居留権保有者)が占め、大半が男性同士の性交渉による感染だったという。残る11件はマカオのサウナなどの娯楽施設に就職予定の海外労働者が事前の健康診断を受けた際に感染がみつかったケースで、いずれも就労ビザを獲得できなかったとのこと。

また、マカオ政府衛生局では、病院や医療施設が収集した血液サンプルについて、プライバシーに配慮した形の無記名検査を毎年1万本以上で実施しているというが、HIV陽性反応があるのは平均2〜3件にとどまるという。今年1〜9月のサンプル検査数は8258本とのこと。マカオの人口は約64万人。

レッドリボン運動関連イベントに出席したマカオ政府エイズ予防委員会事務局長のラム・チョン(林松)医師(前列左から3人目)=10月7日(写真:SSM=マカオ政府衛生局)

レッドリボン運動関連イベントに出席したマカオ政府エイズ予防委員会事務局長のラム・チョン(林松)医師(前列左から3人目)=10月7日(写真:SSM=マカオ政府衛生局)

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