マカオの新IR「MGMコタイ」で封頂式=2016年第4四半期オープン予定
- 2015/11/6 20:45
- カジノ・IR
ラスベガスのおよそ6倍の売上を誇る世界一の巨大カジノ都市となったマカオだが、その規模はさらに拡大を続ける見通しだ。新興埋立地のコタイ地区を中心にマカオのカジノ経営ライセンスを保有する6陣営による大型カジノIR(統合型リゾート)の建設が同時並行で進められている。
6陣営の一角、MGMチャイナは11月5日、来年(2016年)第4四半期のオープンを目指してコタイ地区で開発を進める新規大型カジノIR「MGMコタイプロジェクト」の建設現場でメインタワーの封頂式を開催した。
現在、MGMチャイナはマカオ半島新口岸地区でMGMマカオ(2007年開業)を運営しており、MGMコタイプロジェクトが同社にとってマカオで2つ目のIR、コタイ地区初進出となる。
同社によると、MGMコタイプロジェクトはカジノ、1500室規模のホテル、多目的可変式シアター、コンベンション施設、スパ、リテール、料飲施設などで構成され、コタイ地区における宝石箱をイメージした豪華絢爛なデザインになるとのこと。
なお、料飲施設については、世界的に高い評価を受けるペルー・リマの高級店「Maido(マイド)」のミツハル・ツムラ料理長とのコラボレーションによる日系フュージョンレストラン「AJI(漢字表記:雅吉)」を誘致することが決まっている。
コタイ地区では、今年5月にギャラクシーエンターテイメントの「ギャラクシーマカオ」第2期拡張部及び「ブロードウェイマカオ」、10月にはメルコ・クラウン・エンターテインメントの「スタジオ・シティ」が開幕した。今後、来年3月にはウィンリゾーツの「ウィンパレス」、第4四半期にはサンズチャイナの「パリジャン」と今回封頂式を開催した「MGMコタイプロジェクト」、再来年にはSJMホールディングスの「リスボアパレス」と、6陣営による大型IRが相次ぎオープンを予定している。