マカオ当局が老舗5つ星ホテルに封鎖命令=タイパ島・ベイジンインペリアルパレスホテル

マカオ政府旅遊局(MGTO)は7月22日午前に公告を発出し、タイパ島にある老舗5つ星ホテル、ベイジンインペリアルパレスホテル(北京王府大飯店)運営会社に対して24時間以内にホテルを封鎖するよう命じた。

今回の封鎖措置は6ヶ月間の臨時措置とのこと(サウナ、レストラン、クラブハウス等の施設はライセンス取消または永久封鎖)。MGTO公式サイトのホテルリストからはすでに当該ホテル名が削除されている。

同ホテルは1992年にニューセンチュリーホテル(新世紀酒店)としてオープンし、2014年から現名称となった。

同ホテルをめぐっては、昨年(2015年)12月31日に併設するギリシャ神話カジノがリノベーション工事の名目で突如閉鎖となったことが記憶に新しい。その後もホテル部分については通常通りの営業が続いていたが、従業員らが賃金未払いを訴えるなど、トラブルもしばしば発生していた。

MGTOのマリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長は7月22日に開催した緊急記者会見の中で、同ホテルの封鎖の理由について、重大な行政法上の義務違反や防火安全面の不備などがあったと指摘し、旅客の安全リスクに関わり、かつ観光都市としてのマカオのイメージを損ねるものであるとし、公衆の安全と利益を確保するために決定したと説明した。

また、同ホテルは団体客の宿泊が主になっており、22日時点で9つの旅行社による団体客が573の客室に宿泊しているが、個人旅行客はいないとのこと。同局は旅行社に対して対応を要請済みという。

一部の香港メディアの報道では、ホテル経営ライセンス料や税金の支払いが滞っていたことを挙げている。マカオ当局による営業中のホテルに対する封鎖命令は極めて異例で、近年では初めてのケースとのこと。

ベイジンインペリアルパレスホテル外観(資料)=2014年5月本紙撮影

ベイジンインペリアルパレスホテル外観(資料)=2014年5月本紙撮影

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