マカオの新カジノIRウィンパレスで消防訓練実施…いよいよ開幕間近

米国ネバダ州ラスベガスに本拠地を置く国際カジノ大手、ウィンリゾーツがマカオ子会社を通じてマカオ・コタイ地区で開発を進める新カジノIR(統合型リゾート)「ウィンパレス」の開業予定日が今月(8月)22日に迫っている。

開業を間近に控えた8月5日午前、マカオ消防局がウィンパレスと合同で消防訓練を実施。訓練の内容は予備発電機室で火災が発生したとの想定で、ウィンパレス内部の緊急セキュリティ対策計画に基づいた対応及び消防局との連携が確認されたとのこと。双方合わせて800人が参加し、予定通りおよそ30分で終了したという。

ウィンパレスの公式ウェブサイトによれば、プロジェクト総工費はおよそ41億米ドル(日本円換算:約4142億円)で、28階建てのホテル棟に1706の客室が入るほか、カジノ、ショッピングアーケード、コンベンションセンター、ウォーターショーを上演するパフォーマンスレイク、その周辺をめぐるゴンドラなどを擁する大規模施設となる模様。

ウィンリゾーツはマカオ半島新口岸地区でウィンマカオ(ウィンタワー及びアンコールタワー)を運営しており、ウィンパレスがマカオで2つ目のIR施設となる。

開幕間近のウィンパレスで実施された消防訓練の様子=マカオ・コタイ地区、2016年8月5日(写真:マカオ消防局)

開幕間近のウィンパレスで実施された消防訓練の様子=マカオ・コタイ地区、2016年8月5日(写真:マカオ消防局)

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