マカオ、上半期の人民元決済額5237億元(約8兆円)=カジノ不振による景気低迷でスローダウン

マカオ唯一の人民元決済機関となる中国銀行マカオ支店は8月5日、金融当局及び銀行関係者ら集めた会議の中で、今年上半期(2016年1〜6月)のマカオにおける人民元決済額が5237.11億元(日本円換算:約8兆241億円)だったことを明らかにした。

なお、昨年通期では1兆5678億元(約24兆213億円)だったことから、進捗率は34%にとどまっている。マカオの日刊紙澳門日報が8月6日付紙面で報じた記事によれば、上半期の人民元決済のうち、個人送金が前年同期から30%減の3.04億元(約47億円)、貿易及びその他送金が41%減の943億元(約1兆4448億円)だったという。中国銀行マカオ支店は、マカオのカジノ市場の不振による景気低迷がマカオにおける人民元決済業務へ影響を与えたとの見方を示したとのこと。

中国銀行マカオ支店(資料)—本紙撮影

中国銀行マカオ支店(資料)—本紙撮影

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