マカオと韓国、出入国審査の自動化ゲート相互開放へ=12月28日から

マカオ政府身分証明局(DSI)は12月22日、マカオと韓国の出入国審査場に設置されている自動化ゲートの利用について、同月28日から相互開放を実施することを発表した。

マカオ特別行政区、韓国の有効期限残存期間30日以上のICパスポートを保有する満年齢17歳(マカオ)、11歳(韓国)以上で、相手地域・国における不良記録がない者が対象。事前の申し込み不要で、到着当日に空港などに設置されている専用カウンターで申請書の記入、指紋及び顔写真を登録することで自動化ゲートの利用が可能になるとのこと。手続きにかかる費用は無料。

近年、マカオと韓国主要都市の間でLCC(格安航空会社)を中心に直行便の新規就航が相次いでおり、相互往来が活発化している。昨年(2015年)の訪マカオ韓国人旅客数は約55.4万人。

韓国の自動化ゲート(写真:DSI)

韓国の自動化ゲート(写真:DSI)

現在、マカオの自動化ゲートの利用対象はICチップが内蔵されたマカオ居民身分証、マカオ外地労働者身分証、マカオ外地学生身分証、香港永久性居民身分証及び一部非永久性居民身分証、中国本土の香港マカオ通行証等の保有者に限られており、外国パスポートはオーストラリアのみに開放されている。

なお、香港と韓国の間では、すでに今年8月22日から自動化ゲートの相互利用開放が実現している。

マカオの自動化ゲート(写真:DSI)

マカオの自動化ゲート(写真:DSI)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は10月21日、同月16日に路線バスの車内で乗り合わせていた大学生の女性(20代…
  2.  1954年にスタートした歴史あるモータースポーツの祭典、マカオグランプリ(マカオGP)。市街地の…
  3.  マカオ政府交通事務局(DSAT)は10月19日、マカオにおけるスマート交通信号制御システム(スマ…
  4.  マカオ半島新口岸地区にある統合型リゾート(IR)「ウィンマカオ(永利澳門/Wynn Macau)…
  5.  マカオ政府衛生局(SSM)は10月17日夜、マカオ域内で今年(2024年)15例目(月内10例目…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年10月号
(vol.136)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun