9月の訪マカオ旅客数、対前年2.4%増の約249万人=1〜9月累計4.2%増

マカオ政府統計調査局は10月23日、今年(2017年)9月の訪マカオ旅客数統計を公表。月次の旅客数は前年同月から2.3%増、夏休みシーズンにあたる前月から13.3%減となる延べ(以下同)248万6383人だった。

今年9月の訪マカオ旅客全体のうち、宿泊を伴う旅客が前年同月から5.4%増の138万2026人、日帰り旅客が1.0%減の110万4357人。旅客の平均滞在時間は1.3日、日帰り旅客に限ると0.2日、宿泊を伴う旅客は2.2日で、いずれも横ばいだった。

かつて、訪マカオ旅客の大半が日帰りだったが、宿泊を伴う旅客は9月まで26ヶ月連続で対前年増を記録。昨年6月から今年9月までの間、今年1、2月を除いて宿泊を伴う旅客が日帰り旅客の数を上回っている。

今年9月の訪マカオ旅客のうち、国・地域別で最多だったのは中国本土旅客で、前年同月から9.2%増の172万1858人。このうち個人旅客に限ると3.8%増の71万4960人だった。中国本土旅客が全体に占める割合は69.3%。

その他の国・地域では、人数が多い順に香港が14.3%減の45万1307人、台湾が5.8%減の8万6183人、韓国が10.6%増の6万0940人、日本が10.8%増の3万0763人。

1〜9月累計の訪マカオ旅客数は2383万5039人で、前年の同じ時期から4.2%増。このうち中国本土旅客は6.3%増の1608万7866人で、全体の67.5%を占めた。

なお、マカオのカジノ監理当局DICJが10月1日に公表した資料によれば、今年9月の月次カジノ売上は前年同月から16.1%増の213.62億パタカ(日本円換算:約3023億円)、1〜9月累計では18.8%増の1933.78億パタカ(約2兆7366億円)となり、旅客数の増を大幅に上回って推移している。

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

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