マカオ、2018年の犯罪認知件数は約1万4108件…前年から11.7%増

マカオ司法警察局は1月24日午前、メディア関係者らと迎春座談会を開催。マカオの治安及び警察と民間の関係について活発な議論が交わされた。

マカオ司法警察局の薛仲明局長によれば、昨年(2018年)の犯罪認知数は前年から11.7%増の1万4108件、年内の送検者数は前年並みの3938人だったとのこと。厳重犯罪事案はゼロまたは低い発生率を維持し、治安状況は安定を維持しているとの認識を示した。

カジノ関連犯罪のプロジェクト調査及び検挙数は2%増の1884件。主な内訳として、高利貸し事案が554件、高利貸しによる債権者の監禁事案が308件で、それぞれ前年から29%、34%の減少となり、同局が取り締まりを強化して臨んだことが奏功した。

また、マカオにおいて刑事事件に関わった中国本土出身者の数は加害者側の3113人、被害者側の1987人を含む計5408人に上り、男性が全体の78%を占めたという。日本人の送検者はゼロだった。

マカオ司法警察局が開催した迎春座談会の様子=2019年1月24日(写真:マカオ司法警察局)

マカオ司法警察局が開催した迎春座談会の様子=2019年1月24日(写真:マカオ司法警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局は10月23日夜、マカオ域内で今年初めてとなる当地デング熱感染例を確認したと発表…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は10月23日夜、マカオで今年(2024年)8例目となる在郷軍人病(退…
  3.  マカオ司法警察局は10月22日、マカオに所在する複数の質店を訪れ、人工ダイヤモンドを天然と偽って…
  4.  マカオの多くのカジノ施設が航空会社のマイレージ制度と似た会員プログラムを提供しており、入会するこ…
  5.  このほどマカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)が公表した資料によれ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年11月号
(vol.137)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun