マカオ国際空港、19年1月の旅客数が対前年2割増…1日平均出入境旅客数2万5000人

マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港の運営会社にあたるCAMは2月1日、今年(2019年)1月の旅客数が前年同月から20%、発着回数が同15%のそれぞれ増となり、月内の1日平均出入境旅客数が延べ2万5000人に達したと発表。

増加要因として、各種プロモーションが寄与したこと、昨年10月の港珠澳大橋開通による周辺地域へのマーケット拡大、前年の新規就航や増便による提供客席数の増などを挙げた。

2月初旬には多客期となる春節(旧正月)シーズンを迎えるが、期間中におよそ200フライトの増便、チャーター便が運航される予定で、訪マカオ旅客とマカオから海外へ向かう旅客の双方にとって選択肢の拡大による利便性向上が図られるとした。マカオからの海外旅行先として、中国本土、台湾、タイ、日本が人気となっており、春節シーズンの臨時便もこれらの方面が中心とのこと。

空港と各航空会社では、利用客が増える春節シーズンも目標として掲げる「安全性、効率性、有効性」を追求し、快適に空港を利用いただけるよう、旅客に高品質、安全、効率的なサービスを提供するとした。

マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。近年、旅客数は右肩上がりの増加が続いている状況で、昨年通期の旅客数は対前年15%増の延べ826万人を記録。CAMでは、年頭の会議で今年の目標を延べ870万人に設定したことを発表したばかり。日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週3往復就航しており、いずれも全日空とのコードシェア便となっている。今年3月31日からは福岡線が週4便に、7月1日からは成田線がダブルデイリー(1日2往復)になる予定。

春節シーズンを控えたマカオ国際空港の旅客ターミナルビル(写真:CAM)

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