マカオでイエカの活動期入り…衛生当局が防蚊対策呼びかけ

マカオ政府衛生局(SSM)が2月22日、いわゆる「イエカ」の活動期に入ったとし、気温も温暖で雨が多いシーズンでもあることから、ボウフラが発生しやすくなっており、身の回りの水たまりを除去するなど、防蚊対策を進めるよう市民に呼びかけた。

SSMによれば、イエカはヒトスジシマカ(いわゆるヤブカ)とともに感染症を媒介する存在として知られ、人の住居付近で活動するのが特徴とのこと。なお、イエカはデング熱を媒介せず、ジカ熱を媒介するという疫学的証拠もないが、その他の伝染病を媒介することから、注意が必要とした。

ヒトスジシマカの活動期が6〜10月なのに対し、マカオでイエカの活動期とされるのは気温が上がり始める3月前後と、下り始める11月前後という。また、吸血時間も異なり、ヒトスジシマカは早朝や夕方を好むが、イエカは夜間の暗い場所を好むとのこと。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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