鴨涌河周辺の整地は港珠澳大橋工事の一環

マカオ半島北部と珠海市拱北の境界にある鴨涌河周辺が突如整地され、マカオ・珠海間新ボーダー建設の準備かと地元紙が報じていた問題に対し、政府建設発展オフィス(建設發展辦公室)は19日夜、新ボーダーとは無関係で、港珠澳大橋の珠海連絡ルート建設工事のための臨時用地だとの声明を発表。

同局によると、2016年の関連工事の終了後、周辺は再整備される予定とした。また、新ボーダー建設計画がまとまった後、鴨涌河の両岸が親水生態景観プロムナードとして整備されるとの見通しという。

20日付の地元有力紙「澳門日報」によると、整地後の鴨涌河は防護フェンスが十分ではなく、川幅が狭まっていることもあり、不法出入境のルートとして利用される恐れがあると指摘。同時に、早期の新ボーダー建設の具体化、鴨涌河周辺の環境良化を求める住民の声を紹介している。

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