マカオ半島北西部沿岸で魚が大量死…水中酸素量の減少が原因か=内港航路では禁止のカニかご撤去

マカオ政府海事・水務局と環境保護局は3月12日に合同プレスリリースを発出し、近日、マカオ半島北西部の筷子基北灣一帯の沿岸で大量の死んだ魚が浮かんでいるのが見つかったことから、回収作業を実施したと発表。

10日から11日にかけての回収量はおよそ800キログラムに上ったが、12日朝については死んだ魚は見つからなかったとのこと。

環境保護局が専門検査機関に依頼して一帯の水質調査を実施したところ、水中酸素量の減少が確認されことから、これが局地的な魚の大量死の原因のひとつとして考えられるとした。

両局では、今後も沿岸部の海面について最新状況を注意深くモニタリングするとしたほか、市民に対して健康への影響を考慮し、死んだ魚を穫って食べないようにと呼びかけた。

このほか、近日、海事・水務局がマカオ半島西岸沖の内港航路に長さおよそ500メートルのカニかごが設置されているのを発見し、12日までにおよそ1500メートル分を撤去したことも明らかにした。現行法では航路及び周辺での魚の捕獲並びに網などの捕獲設備を設置することが禁じられている。

筷子基北灣における死んだ魚の回収作業及び調査の様子(写真:マカオ政府海事及水務局/環境保護局)

筷子基北灣における死んだ魚の回収作業及び調査の様子(写真:マカオ政府海事及水務局/環境保護局)

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