マカオ政府、SJMとMGMとのカジノ経営権契約期間を延長…満期日は他の4陣営と同じ2022年6月26日に揃う

世界一のカジノ売上を誇る都市、マカオ。現在、コンセッション(カジノ経営権契約)を結ぶ6陣営がおよそ40のカジノ施設を運営している。

契約満期日は、リスボアブランドのカジノ施設で知られる「SJM(澳門博彩)」及びそのサブコンセッションとなる「MGMグランドパラダイス(美高梅金殿超濠)」の2陣営の契約満期日が2020年3月31日、残る4陣営については2022年6月26日となっていた。

マカオ政府広報官事務所は3月15日午前、SJMとMGMから申請のあった2022年6月26日までの契約期間延長申請を許可したと発表。マカオのカジノ経営法では、契約期間が20年以下の場合、政府は満期日の遅くとも6ヶ月前までに1回または複数回の延長を認可することができると規定されている。

マカオ政府は2陣営の契約延長を認可した理由として、他の4陣営と満期日を揃えることで、次の契約更新に向けた準備の統一化を図ることができ、社会の安定にも寄与することを挙げた。

なお、契約延長にあたって、2陣営はマカオ政府にそれぞれ2億マカオパタカ(約28億円)ずつを支払うとのこと。

契約期間延長に関する書類に署名するSJMの幹部(左の2人)と崔世安マカオ特別行政区業長官(右)=2019年3月15日(写真:GCS)

契約期間延長に関する書類に署名するSJMの幹部(左の2人)と崔世安マカオ特別行政区業長官(右)=2019年3月15日(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進む中、歩行者による禁止場所及び赤信号での道路横断…
  2.  マカオ司法警察局は5月2日、タイ・バンコクからマカオへ向かう航空機内で3人の乗客の荷物の中から現…
  3.  中国本土で5連休となる「五・一」労働節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中…
  4.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は5月2日、今年第1四半期(2025年1〜3月)のマカオの…
  5.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、マカオ半島でMGMマカオ、コタイ地区で…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  3.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  4.  4月30日、マカオ立法会と政府との間で2025年施政方針の運輸・工務領域における政策討論が行われ…
  5.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…

イベントカレンダー

5月 2025
    1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
« 4月   6月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun