ラスベガスサンズの韓国進出意向報じる―韓国紙

韓国「中央日報」が、ラスベガスサンズグループによる韓国ゲーミングマーケットへの進出について報じたという。ラスベガスサンズグループのアデルソン会長が同紙のインタビュー取材に応じた際、韓国政府が韓国一般市民向けカジノの開放を認可した場合、最大60億米ドルを韓国に投資する可能性について語ったというもの。

21日付地元有力紙「澳門日報」が外電を引用する形で報じた。アデルソン会長はソウル近郊エリアへのゲーミング施設設置は魅力的と語ったという。同氏は2011年に日本或いは韓国がゲーミング施設(カジノ)含む総合リゾート開発計画を決定するのではないかと予測している。韓国のカジノは一般的に外国人向けだが、政府が運営する江原ランドカジノは唯一自国民が入場できるゲーミング施設として許可されている。同施設はソウル都市圏から遠い位置にある。

本紙が昨年(2012年)9月にアデルソン会長へ取材を行った際、仮に日本へ進出する場合、大都市近郊かつ国際空港含む交通インフラの整備が進んでいる場所が候補と語っている。

ラスベガスサンズグループのシェルドン・アデルソン会長(資料)=2012年マカオにて撮影―本紙撮影

ラスベガスサンズグループのシェルドン・アデルソン会長(資料)=2012年マカオにて撮影―本紙撮影

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