第38回マカオ国際マラソン開催概要発表…一般参加枠は前年同の1万2000人分=エントリー受付は8月31日から

 マカオの冬の名物イベントとして知られる市民参加型マラソン大会「マカオ国際マラソン」。今年(2019年)の第38回大会の開催予定日は12月1日となっている。

 大会主催のマカオ政府体育局、マカオ陸上競技総会が8月21日午後に行ったプレス発表会で明らかにした内容によると、前年同様、フルマラソン、ハーフマラソン、ミニマラソンの3部門を設定。スタート、ゴール地点は各部門ともタイパ島のマカオ・オリンピック・スポーツセンター・スタジアムで、フルマラソンとハーフマラソンではカルヴァーリョ総督大橋(マカオ・タイパ大橋)を渡ってマカオ半島に入り、世界遺産・媽閣廟前を通り、西灣大橋を渡って再びタイパ島へ戻るコースを予定しており、スタート時間はフルマラソンとハーフマラソンが午前6時、ミニマラソンが午前6時15分とのこと。

 エントリーはフルマラソンとハーフマラソンが8月31日、ミニマラソンが9月1日からイベント公式ウェブサイト等を通じて先着順で受け付ける。一般参加の定員についても前年同様で、合計1万2000人分(フルマラソン1600人、ハーフマラソン4600人、ミニマラソン5800人)。なお、今回からゼッケンと計測チップの配布が本番前7日間(11月24〜30日)となり、配布場所もマカオ・オリンピック・スポーツセンター・スタジアムからコタイ地区のIR(統合型リゾート)ブロードウェイマカオの特設会場に変更となり、利便性が向上する。今年はマカオ返還20周年にあたることから、これを記念してブロードウェイマカオのフードストリートで「ギャラクシーエンターテインメント杯マカオ国際マラソンカーニバル」と題したマラソンをテーマにしたゲーム、飲食屋台、歌と踊りのステージパフォーマンスなどが楽しめるイベント(11月24〜30日)を開催するなど、様々なスペシャル企画も用意されるという。

前回「ギャラクシーエンターテインメント杯マカオ国際マラソン2018」には約1万2000人のランナーが参加(資料)=2018年12月2日、マカオ・オリンピック・スポーツセンター・スタジアム(写真:マカオ政府体育局)

前回「ギャラクシーエンターテインメント杯マカオ国際マラソン2018」には約1万2000人のランナーが参加(資料)=2018年12月2日、マカオ・オリンピック・スポーツセンター・スタジアム(写真:マカオ政府体育局)


 大会の冠スポンサーは、18年連続でマカオのカジノIR運営大手のギャラクシーエンターテインメントグループが務める。今回、冠スポンサー契約の延長(2019年から2021年までの3大会分)が行われ、スポンサー料の総額は1050万マカオパタカ(約1.4億円)とのこと。

 マカオ国際マラソンは毎年12月第1週の日曜日に開催されている市民マラソン。1981年の第1回大会の参加者は400人だったが、近年の健康ブームに乗ってエントリー希望者数が増加傾向にあり、参加枠の拡大が続いてきたが、それでも早い段階でエントリーが定員に達する状況となっている。

ギャラクシーエンターテインメントグループがマカオ国際マラソンの冠スポンサー契約を延長=2019年8月21日、ギャラクシーマカオ内ザ・リッツ・カールトン・マカオ(写真:マカオ政府体育局)

ギャラクシーエンターテインメントグループがマカオ国際マラソンの冠スポンサー契約を延長=2019年8月21日、ギャラクシーマカオ内ザ・リッツ・カールトン・マカオ(写真:マカオ政府体育局)

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