マカオ 19年12月末の外貨準備高約2.4兆円=前月末から4.3%増

 マカオ特別行政区金融管理局は1月15日、昨年(2019年)12月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備資産総額)の初歩統計が前月の修正後統計から4.3%増の1783億マカオパタカ(222.2億米ドル、日本円換算:約2兆4481億円)だったと発表。

 昨年12月末の外貨準備高は前月末のマカオ流通貨幣の約11倍、広義マネーサプライ(M2)におけるマカオの法定通貨、マカオパタカ分の85.6%だった。

 また、同月のマカオパタカの貿易加重指数は107.7で、前月から0.01ポイント下落、前年同月から0.94ポイント上昇。主要貿易相手国・地域の通貨に対して前月比でマカオパタカ安、前年同月比でマカオパタカ高の状況にあることを示している。

 マカオは面積約32平方キロ(山手線の内側のおよそ半分)、人口約67万人という小さな地域だが、マカオの年間カジノ売上は世界最大を誇り、年間およそ3580万人の旅客が訪れるアジア有数の観光都市として知られる。

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

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