マカオ・内港と珠海・湾仔結ぶ渡し船が運休…新型コロナ影響=マカオ発着航路がゼロに

 マカオ政府海事・水務局は3月27日、マカオ・内港と広東省の珠海・湾仔結ぶ渡し船について、同日から運休すると発表。再開時期は未定。

 今回の運休について、同局では広東省における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策上の入境制限強化に伴うものとした。広東省当局は26日夜、27日午前6時から全イミグレーション施設において入境旅客(香港・マカオ・台湾居民及びトランジット含む)に対する新型コロナウイルス核酸検査(NAT=Nucleic Acid Test)と自費による14日間の隔離検疫を必須とする措置を発表していた。

 すでにマカオと香港、広東省の各地を結ぶ高速船については運休となっており、マカオ発着航路はゼロという状態に。いずれも再開のめども明らかになっていない。

 なお、現時点でもマカオと香港、広東省の間はそれぞれ陸路でのアクセスは可能。ただし、香港、広東省のいずれもマカオから訪問する場合は14日間の隔離検疫の対象となっている。

 近日、中国本土では外国からの輸入症例の増加に対する警戒が高まっており、水際対策を強化する動きがみられる。

マカオ・内港フェリーターミナル(GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マレーシアのMJets Air(Mジェットエア)が4月28日、同国のクアラルンプール国際空港とマ…
  2.  マカオは人口約68万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  3.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、香港上場のSJMホールディングスは4月…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土で5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴー…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun