3月CPI、対前年4.95%上昇

マカオ政府統計調査局は22日、2013年3月の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は121.11となり、対前年4.95%の上昇。主要因として外食費及び住居費が上昇傾向にあることを挙げている。

前年同月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目は住宅及び燃料費の8.46%と医療費の6.81%の増で、主に家賃、外来診療サービスの価格上昇に伴うもの。逆に、教育及び通信費用がそれぞれ3.13%、2.88%の下落。

今年3月のCPIは春節の影響が落ち着いたことにより前月比で0.29%下落。旅行ツアー代金と冬物衣料のセールにより、レジャー及び衣料履物価格指数は前月比6.23、2.90%下落。

今年3月までの直近12ヶ月の消費者物価平均指数は前期と比較して5.88%増。うちタバコ及びアルコール飲料、住宅及び燃料がそれぞれ24.13%、8.14%と最大の上昇。一方、通信費は3.01%の下落だった。

今年1〜3月の消費者物価平均指数は対前年5.38%。

マカオでは生活必需品を含む多くの品目で依然として価格上昇傾向にあり、市民生活を直撃している。民生の改善に取り組む政府ではによる市民への電気料金補助や現金支給などの生活防衛施策を次々と発表している。

生活物価に直結するインフレ率に対する市民の関心は高い(写真はイメージ)―本紙撮影

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