2019年の対マカオ直接投資、前年から167.8%増の約7039億円…カジノ業が約8割占める

 マカオ政府統計調査局が10月27日に発表した昨年(2019年)の直接投資統計によれば、同年に海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオへ流入した直接投資額は前年から167.8%増となる539.9億マカオパタカ(日本円換算:約7039億円)に上った。

 業種別の新規流入投資額は、ゲーミング(カジノ)業が433.1億マカオパタカ(約5647億円)、金融業が85.2億マカオパタカ(約1111億円)だった一方、不動産開発・賃貸販売業は-16.9億マカオパタカ(約-220億円)に。投資元の所在国・地域の上位はケイマン諸島の307.5億マカオパタカ(約4009億円)、英領ヴァージン諸島の102.0億マカオパタカ(約1330億円)、中国本土の79.5億マカオパタカ(約1037億円)、香港の34.8億マカオパタカ(約454億円)。

 2019年の外国直接投資利益については、前年から8.6%増の803.3億マカオパタカ(約1兆0474億円)。外資がゲーミング業で得た利益は6.1%増の451.9億マカオパタカ(約5892億円)、金融業では5.2%増の143.8億マカオパタカ(約1875億円)、ホールセール・リテール業では1.9%増の82.8億マカオパタカ(約1079億円)。

 2019年末時点までの対マカオ累計直接投資総額は前年から21.2%増の3466.3億マカオパタカ(約4兆5189億円)。投資元の国・地域別では、英領ヴァージン諸島からが9.0%増の893.0億マカオパタカ(約1兆1642億円)、香港からが8.9%増の867.7億マカオパタカ(約1兆1312億円)、ケイマン諸島からが75.0%増の800.8億マカオパタカ(約1兆0440億円)、中国本土からが15.7%増の591.9億マカオパタカ(約7716億円)。業種別では、ゲーミング業が37.2%増の1812.1億マカオパタカ(約2兆3624億円)で、投資元の占有率は42.4%がケイマン諸島、35.6%が英領ヴァージン諸島。金融業は12.8%増の830.3億マカオパタカ(約1兆0824億円)で、57.7%が中国本土。ホールセール・リテール業は5.0%増の315.7億マカオパタカ(約4116億円)で、44.6%が香港。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2020年7月本紙撮影

 2019年のマカオ企業による在外直接投資は292.8%増の45.3億マカオパタカ(約591億円)。投資利益は18.7%減の16.0億マカオパタカ(約209億円)。2019年末時点までの累計直接投資は前年から9.4%増の554.9億マカオパタカ(約7234億円)で、投資先は中国本土が455.5億マカオパタカ(約5938億円)、香港が105.6億マカオパタカ(約1377億円)。投資元のマカオにおける業種別では、不動産開発・賃貸販売業が6.1%増の162.3億マカオパタカ(約2116億円)、ゲーミング業が5.9%増の66.2億マカオパタカ(約863億円)、ホールセール・リテール業が0.2%増の100.5億マカオパタカ(約1310億円)。

 なお、統計は工業、建設業、ホールセール・リテール業、ホテル・飲食業、運輸・倉庫・通信業、金融業、ゲーミング業、不動産開発・賃貸販売業、その他サービス業に属するマカオ企業が対象で、その他の業種及び個人の投資は含まれない。

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