マカオで9日ぶり新型コロナ新規感染確認、輸入性事案…患者は留学先の英国から戻った女子学生=累計54人目

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が世界各地へ拡大し、終息の兆しが見えない中、国際観光都市マカオでも状況の変化に応じた各種防疫対策が講じられている。

 マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターは6月27日午後、同日新型コロナの新規感染確認が1例あったと発表。

 今回新たに感染確認された患者は留学先の英国から戻ったマカオ居民の女子学生(20)。患者はマカオへ渡航するため6月23日に英国で新型コロナPCR検査を受け、結果は陰性だったという。6月25日に空路英国を出発し、シンガポールでスクート航空TR904便(座席番号:26A)に乗り換え、マカオ国際空港に到着。マカオ入境後すぐに受検した検査結果は、鼻咽頭ぬぐい液検査が陽性、血清IgM検査が弱陽性、IgG抗体検査が陰性で、感染確認に至ったとのこと。現時点で変異株感染の有無は未発表だが、追って明らかにされるとみられる。

 また、患者はマカオ政府衛生局の調査に対し、新型コロナウイルスワクチンは接種しておらず、患者との接触歴もないと説明。目下のところ患者に発熱、咳、呼吸困難などの症状はなく、容体は落ち着いており、コロアン島にある新型コロナ指定医療機関の公共衛生臨床センターで治療が進められているとした。

 マカオにおける新型コロナの新規感染確認は6月18日以来のこと。累計では54人目。内訳は域外からの輸入性が52人、輸入関連性事案が2人。ただし、市中感染例は450日以上にわたってゼロを維持しており、封じ込めに成功している状況。院内感染、死亡例についてもゼロ。最近では、台湾における流行状況の悪化や中国広東省における再流行を受け、水際措置の強化、域内における防疫措置の引き締めが図られるなど、警戒が高まっている状況。

 学校の夏休みシーズンに入ることから、今後留学先からマカオに戻る学生らが増えるものと予想される。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府公共建設局(DSOP)は5月24日、マカオLRT(新交通システム)の建設中新線「石排灣…
  2.  澳門海關(マカオ税関)では、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に対する取り締まりを継続する中、…
  3.  マカオ政府統計・センサス局が5月24日に公表した資料によれば、今年(2024年)4月の総合消費者…
  4.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  5.  マカオ政府体育局とマカオの統合型リゾート(IR)運営企業ギャラクシーエンターテインメントグループ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年6月号
(vol.132)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun