中国、新型コロナ市中感染確認が3日連続ゼロ維持…7月下旬から続いた全国的再流行はほぼ終息=8/30

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功したが、以降も局地的な市中感染確認例が度々出現している状況。

 直近では、雲南省のミャンマー国境付近での市中感染確認が続くほか、7月下旬には江蘇省南京市の南京空港で感染力の強いデルタ株のクラスターが発生して各地へ波及するなどの事案があった。

 中国の国家衛生健康委員会が8月31日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、30日の中国本土における新規市中感染確認はゼロだったとのこと。中国本土の市中感染確認例がゼロとなるのは3日連続で、8月以降で4回目。無症状感染例は15日ぶりに出現し、雲南省で1人。

 30日24時時点の中国全土で治療中を受けている感染確認者数(輸入性含む)は1098人で、うち6人が重症。無症状の患者443人が医学観察下にあるという。

 7月下旬から始まった中国本土におけるリバウンドは南京空港で発生したクラスターから波及したものだが、そのきっかけは海外から到着した航空機とされている。瞬く間に10を超える省市とマカオへ波及したものの、すでに多くのエリアで伝播を断ち切ることに成功した。8月中旬以降は主に江蘇省、河南省、湖北省、湖南省の4省で新規感染例の出現が散発的に続く状況。

 上記と無関係のケースでは、8月20、21日にかけて上海浦東国際空港の国際カーゴエリアでの業務に従事する5人の感染確認が相次ぎ、以降は密接接触者の中から24日に2人、26日に1人の感染確認があった。ただし、迅速な対処によって同職域及び密接接触者内にとどまっている。同空港では8月初旬にも国際カーゴ機サービススタッフのデルタ株感染例が報告されている。

 中国当局は域内における拡散防止と同時に、域外からの流入と院内感染を防止するための徹底した措置を講じるなどして「清零(ゼロ化)」を目指す徹底的な対処を進めてきた。具体的には、局地ロックダウン、全民PCR検査によるスクリーニング、区域を跨ぐ移動の制限、飲食店等の特定業種に対する営業制限等の措置が挙げられる。新規感染確認数は8月10日から減少傾向が続き、目立ったリバウンドもなくほぼ沈静化した。すでに多くの地域で防疫措置が緩和に転じている。中国では今年5月下旬に広東省でもデルタ株の大規模な再流行が発生したが、約1ヶ月で封じ込めに成功した実績がある。

 今回の再流行はマカオにも影響が及んだが、域内の防疫措置、中国本土との往来に係る水際措置についても段階的に緩和が進み、ほぼ今回の再流行前の水準を回復している。

中国広東省深セン市の繁華街「東門歩行街(老街)」(資料)—本紙撮影

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