香港、新型コロナ市中感染確認23日連続ゼロ…輸入性は英国から到着の1人のみ、ワクチン2回接種済みでL452R変異株感染=10/31

 人口約740万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、5月にかけてようやく状況が落ち着き、5月末に終息した。

 6月以降は、上旬に1家族の女性3人の市中感染例、24日と27日にかけて空港での業務に従事する男性1人とその密接接触者の1人、7月2日に検疫用ホテルの清掃作業員の女性1人、11日に空港での業務に従事する男性1人の輸入関連性感染確認例(いずれも当初市中感染例からの変更)、8月5日には建設作業員(感染経路不明、これまで感染確認に至らなかった無症状感染者の再陽性事例)、8月17日に空港ラウンジ職員(感染経路不明、L452R変異株)、10月8日に空港カーゴ部門従事者(感染経路不明、L452R変異株)の市中感染確認があったが、市中における連鎖的な伝播は出現していない。

 香港政府の発表によれば、10月31日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は1人で、輸入性(海外からの入境者)とのこと。市中感染確認例に限ると23日連続ゼロを維持した。

 輸入性の患者は10月26日に英国から空路香港へ到着した女性(37)。5月に新型コロナワクチンを2回接種済みで、L452R変異株感染。症状有りとのとのこと。

 翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)は5人以下という。

 香港における過去14日間(10月17〜30日)累計の新規感染確認は54人で、すべて輸入性事案。ここまでの累計感染確認数は1万2347人(擬似事案1人含む)。

 香港の10月30日午後8時時点のワクチン接種率は68.5%(1回目の接種完了)、65.7%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は903万6712回、1日あたり接種回数は9039回(7日移動平均値9244回)。香港ではワクチンが充足している状況で、政府は9月末までに免疫の壁を構築するのに必要とする目標の接種率7割(1回目接種完了)を突破できるとする見通し示していたが、9月以降は接種回数の低迷が顕著で、10月中の達成も困難とみられる。11月1日から各所に設けられたコミュニティ接種センターのオープン時間が変更となり、毎週水曜日が定休となるほか、各センターで午後1時から2時半までの間が清掃作業のためクローズに。

 香港衛生当局では、近日の輸入性感染確認例のうち、ワクチン接種を完了している患者も少なくないとし、不要不急の外遊(特に高リスク地域)及び外地における不必要な大型集会やイベントへの参加を控えるとともに、外地滞在中はマスクの着用し続け、個人・環境衛生管理に努めるよう呼びかけている。

 このほか、香港衛生当局は31日、外地における香港在住者の感染確認例1件について調査中であることを明らかにした。該当者は香港の九龍・慈雲山地区に居住する男性(18)で、10月24日にスクート航空TR981便で香港からシンガポールへ向かい、現地到着後に受けた採取したサンプル検査結果が陽性となり、感染確認に至ったという。患者は7月に香港で新型コロナワクチンを2回接種済みだったとのこと。潜伏期間中に香港滞在歴があることから、患者の香港の立ち寄り先周辺を強制ウイルス検査の対象とされた。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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