マカオ金融管理局、政策金利を2.00%に引き上げ

 マカオ金融管理局(AMCM)は6月16日午前、政策金利に当たる基準金利を75ベーシスポイント引き上げ、2.00%としたことを発表。

 今回の政策金利引き上げは、米国連邦準備理事会(FRB)が米国時間6月15日に短期金利の指標とされるフェデラルファンド金利の誘導目標の下限を75ベーシスポイント引き上げると決めたことによる。利上げ幅は1994年以来最大。

 香港ドルは米ドルとベッグ制(固定相場制)を採用しており、香港金融管理局が香港時間の16日朝に基準金利を75ベーシスポイント引き上げることを発表。マカオ金融管理局では、マカオパタカは香港ドルとのペッグ制を採用していることから、両地の政策金利が一致することが必須であるとして、香港に追随したと説明している。

 マカオの前回の政策金利引き上げは今年5月5日のことで、上昇幅は50ベーシスポイントだった。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2020年7月本紙撮影

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