中国本土の新型コロナ新規市中感染者数は23人…12日連続100人以下=6/26

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株及びその亜種(いわゆる「ステルスオミクロン」等)の流入を受け、上海や北京など一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が6月27日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月26日の中国本土における新規市中感染確認者数は5人(前日から3人増)だったとのこと。内訳は、北京市3人、上海市2人。中国本土で市中感染確認例が出現するのは254日連続で、15日連続100人以下となった。

 市中の無症状感染例は18人(前日から6人減)。内訳は、遼寧省6人、安徽省3人、広東省3人、広西チワン族自治区2人、北京市1人、雲南省1人。

 無症状を含む新規感染者数は23人で、12日連続100人以下を維持した。

 6月26日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は548人(うち輸入性が320人)で、重症者は2人(輸入性ゼロ)。無症状の患者919人(輸入性481人)が医学観察下にあるとのこと。

 5月末にロックダウンが解除となった上海市では、特に目立ったリバウンドは出現していないが、定期PCR検査によるスクリーニングの実施が実施されている。同市では一旦6月24日に直近の再流行が始まって以降で初めてとなる新規市中感染確認ゼロを達成。26日は3日ぶりに感染例が出現した。

 4月下旬から再流行が続く北京市については、一旦状況が落ち着いた後に朝陽区のバー(クラブ規模の大型施設)で300人超のクラスターが発生したものの、すでに伝播チェーンの寸断に成功したとされ、再び状況は落ち着きを取り戻した。市内の小中学校では、きょう(27日)からの対面授業が再開となる。

 香港・マカオと隣接する広東省では、5月下旬までに状況は落ち着いたが、近日は香港寄りの深圳市で連日市中感染例が出現している。26日の同省内の新規市中感染例(3人)はすべて深圳市から報告されたケースで、隔離対象者だったとのこと。同市では24日から交通関連、密閉空間にある公共施設を利用する際、48時間以内のPCR検査陰性証明または当日検体を採取した証明の提示を必須するなど、防疫対策が強化されている。

 このところ中国本土の状況が落ち着いてきた一方で、香港ではソーシャルディスタンス措置の第二次緩和後に市中感染確認数の緩やかなリバウンドが続き、6月26日まで11日連続で市中感染確認数が1千人超となった。マカオについては約8ヶ月にわたって市中感染確認数ゼロを維持してきたが、18日深夜から陽性者の出現が相次ぎ、27日午前0時までの累計は357人に。マカオでは19日以降、全市民を対象としたPCR検査及び迅速抗原検査によるスクリーニングが断続的に実施されており、検査を通じて新たな陽性者の発見が続く状況。目下のマカオ市中の流行株は感染力が強いとされるオミクロン変異株派生型のBA.5とみられる。

 マカオの状況を踏まえ、地理的に近く、往来も多い広東省珠海市などでは流入に対する警戒が高まっている。一部地域でPCR検査によるスクリーニングのほか、マカオからの入境者に対する検疫強化も実施されている。現在、マカオから珠海市へ入境する場合、7日間の専門施設での隔離(自費、要事前予約)と自宅での隔離(不要不急の外出なし)が必須とされている。これまでに広東省内でマカオからの入境者の陽性が相次いで判明しており(26日はゼロ)、輸入性症例としてカウントされている。

中国広東省深圳市の繁華街「東門歩行街(老街)」(資料)—本紙撮影

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