マカオ、消費者物価指数が17ヶ月連続上昇=2022年11月

 マカオ政府統計調査局が12月23日に公表した資料によれば、今年(2022年)11月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は103.85で、前年同月から0.76%の上昇だった。前年同月比で上昇となるのは17ヶ月連続。

 前年同月比での主な上昇要因はホームヘルパー報酬、外食費、学費の上昇、さらにはガソリンと電力価格の値上がりで、住宅家賃、通信サービス費、野菜及びLPG価格の下落が一部を相殺したとのこと。分類別では、家庭設備・サービス(+10.26%)と教育(+10.07%)の指数が大幅上昇した一方、通信(-9.23%)は大幅下落に。

 また、今年11月の総合消費者物価指数は前月から0.04%下落。住宅家賃とLPG価格の下落を受けて住宅・燃料の価格指数が0.26%下落。また、アルコール飲料価格の値下がりによりたばこ・酒の価格指数が0.22%下落。一方、LPG価格の上昇により交通の価格指数が0.36%上昇。野菜小売価格の下落が一部を相殺したため、食品・ノンアルコール飲料の価格指数については0.01%の軽微な上昇に。

 今年11月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から1.07%上昇。このうち、家庭設備・サービス(+11.16%)と交通(+6.02%)が顕著な上昇だった。

 今年1〜11月の総合消費者物価平均指数は、前年同時期から1.07%上昇。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

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