マカオ、インバウンド旅客数が増加を持続…検査証明不要化で中国本土と香港旅客大幅伸張

 マカオは1月8日からウィズコロナへ完全移行し、水際措置が大幅緩和に。中国本土、香港、台湾からマカオへ入境する場合、いかなる新型コロナウイルス検査結果の提示も不要となった。

 1月8日は日曜日にあたり、単日のインバウンド旅客数は昨年4月30日以降の最多となる4万人近くに達した。9日は平日だが、勢いを持続した模様。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は1月10日、同月9日の単日インバウンド旅客数が3万5450人を記録したと発表。昨年(2022年)の単日平均から126.9%増だったとのこと。このうち中国本土からの旅客が2万8771人で、昨年の単日平均から105.7%増、香港からの旅客は5769人で、同308.4%増。

 マカオでは、これから年間最大の書き入れ時のひとつとなる春節ホリデーを迎え、今年は花火大会やパレードなど一連の春節祝賀イベントも復活する予定。

 MGTOは10日に香港居民を対象とした交通費半額無料キャンペーンの実施を発表しており、今後一層のインバウンド旅客数の増が期待される。

多くの人出で賑わう観光名所周辺の様子(写真:MGTO)

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