マカオ、2022年12月〜2023年2月の住宅価格指数は245.7…2022年11〜2023年1月から0.2%上昇

マカオ政府統計調査局は4月6日、2022年12月〜2023年2月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は245.7で、前回調査(2022年11月〜2023年1月期)から0.2%の上昇だった。エリア別ではマカオ半島が0.1%上昇の244.1、タイパ島・コロアン島が0.7%上昇の252.1。

 ストック物件(中古)の価格指数は0.4%上昇の263.8。エリア別にみると、マカオ半島が0.3%下落の254.0、タイパ・コロアン島が0.7%上昇の303.0。築年数別では、20年以上が2.2%上昇、5年以下と6〜10年は0.9%、0.3%のそれぞれ下落。未完成物件(プレビルド)は0.2%下落の286.5。実用面積別では、50〜74.9平米と50平米以下が1.1%、0.8%のそれぞれ上昇、75〜99.9平米は0.5%下落。

 総体住宅価格指数は前年同時期から6.7%下落で、エリア別ではマカオ半島が7.3%、タイパ島・コロアン島が4.4%のそれぞれ下落。

 住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

 コロナ禍でもマカオの住宅不動産市場については比較的安定して推移してきたが、2022年半ば以降は長期化による影響も見受けられた。ただし、2023年1月にウィズコロナ転換があったことから、今後の住宅不動産市場の動きも注目される。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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