マカオ、2023年2Qの新設企業数・登録資本金とも増…中国本土からの資本が5割超

 マカオ政府統計調査局は8月4日、今年第2四半期(2023年4〜6月期)の企業統計を公表。

 今年第2四半期の新規設立企業数は前年同時期から339社増の1263社、登録資本金は16.9増の3.8億パタカ(日本円換算:約67億円)だった。

 新設企業を業種別にみると、ホールセール・リテール業が455社、ビジネスサービス業が295社で大半を占めた。解散企業数は222社、取り消し資本金は5467万パタカ(約9.7億円)。

 新設企業の資本金の出所については、中国本土からが全体の59.2%にあたる2.2億パタカ(約39億円)。このうち7787万パタカ(約13.8億円)が大湾区(グレーターベイエリア)内の都市からで、中でもマカオの隣に位置する珠海市が89.3%を占めた。マカオからは9183万パタカ(約16.3億円)、香港からは2626万パタカ(約4.7億円)。株主構成では、すべてのマカオの株主という企業が774社、マカオとその他の国・地域の組み合わせが142社。

 新設企業の登録資本金の規模では、5万パタカ(約89万円)以下が全体の69.1%を占める873社で、合計資本金は全体の6.0%に相当する2262万パタカ(約4.0億円)。一方、100万パタカ(約1773万円)以上は30社、合計資本金は全体の77.6%に相当する2.9億パタカ(約51億円)だった。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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