マカオローカルのQRコード決済「MPay」が日本を含む世界約40の国と地域で使用可能に…Alipay+と組み実現

 マカオで広く普及するローカルQRコード決済「MPay(澳門錢包)」を展開するマカオパス社は8月24日、今年(2023年)第3あるいは第4四半期にも日本を含む世界約40の国と地域でMPayを使ったクロスボーダー支払いが可能になる予定と発表。

 中国のアリババグループが展開するグローバル・クロスボーダー電子決済サービス「Alipay+(アリペイプラス)」と組んで実現するもので、対象国・地域のAlipay+のサイネージがある場所で、MPayのQRコード表示画面からAlipay+のクロスボーダー支払い用QRコードを表示するタブに切り替えることで使用できるとのこと。

 使用条件として、マカオ居民であり、MPayの認証レベルが「3A、3B、JR」となっている必要があるという。

 マカオパス社は今回の発表にあたり、アフターコロナでマカオ居民の海外旅行需要が高まる中、旅先での課題の一つである支払いにおけるソリューションの提供に取り組んできた結果、Alipay+と組むことによって便利で安全なサービスを実現できるに至ったとコメントしている。

 なお、マカオの人口は約68万人、通貨はマカオパタカ(1マカオパタカ≒約18円)。

「MPay」のクロスボーダー決済対応に関する告知ビジュアル(画像:Macau Pass S.A.)

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