香港とマカオの税関当局がAEO相互認定について協議

 澳門海關(マカオ税関)は9月14日、マカオ税関本部で香港海關(香港税関)代表団と「認定事業者(Authorized Economic Operator=AEO)の相互認定に関する取り決め」について協議を行い、両地の税関当局間が取り決め策定に向けての行動計画に双方が署名したと発表。

 協議では、双方それぞれのAEO制度に関する最新状況の詳細が紹介されるとともに、AEO相互認定取り決めの推進と実現に向けた明確なスケジュールの設定もなされ、今後の各種作業及び協力を着々と進めるためのワーキンググループを設置することになったとのこと。

香港とマカオの税関当局がAEO相互認定取り決め策定に向けての行動計画に署名(写真:澳門海關)

 双方は1日も早いAEO相互認定の実現により、香港とマカオ間の貿易の発展促進につなげたい考えを示している。

 香港税関代表団はマカオ訪問期間中、マカオ税関のAEO認定基準について理解を深めるため、マカオ税関によるAEO認定事業者のうちの一社を視察したという。

マカオのAEO認定事業者のうちの一社を視察する香港税関代表団(写真:澳門海關)

関連記事

最近の記事

  1.  世界観光機関(UNWTO)は毎年9月27日を「世界観光の日(ワールドツーリズムデー)」としている…
  2.  マカオ国際空港運営会社のCAMは9月27日、港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の制限エリア内…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)ザ・ロンドナー・マカオ内に入るコンラッドマカオ…
  4.  マカオは人口約67万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  5.  マカオ警察総局は9月27日に会見を開き、広東省及び香港の警察当局と合同で今年(2023年)6月1…

ピックアップ記事

  1.  マカオの統合型リゾート(IR)運営大手のギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)は…
  2.  香港とマカオの間をおよそ1時間で結ぶ高速船「ターボジェット」及び「コタイウォータージェット」を運…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2023年10月号
(vol.124)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun