香港とマカオの税関当局がAEO相互認定について協議

 澳門海關(マカオ税関)は9月14日、マカオ税関本部で香港海關(香港税関)代表団と「認定事業者(Authorized Economic Operator=AEO)の相互認定に関する取り決め」について協議を行い、両地の税関当局間が取り決め策定に向けての行動計画に双方が署名したと発表。

 協議では、双方それぞれのAEO制度に関する最新状況の詳細が紹介されるとともに、AEO相互認定取り決めの推進と実現に向けた明確なスケジュールの設定もなされ、今後の各種作業及び協力を着々と進めるためのワーキンググループを設置することになったとのこと。

香港とマカオの税関当局がAEO相互認定取り決め策定に向けての行動計画に署名(写真:澳門海關)

 双方は1日も早いAEO相互認定の実現により、香港とマカオ間の貿易の発展促進につなげたい考えを示している。

 香港税関代表団はマカオ訪問期間中、マカオ税関のAEO認定基準について理解を深めるため、マカオ税関によるAEO認定事業者のうちの一社を視察したという。

マカオのAEO認定事業者のうちの一社を視察する香港税関代表団(写真:澳門海關)

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