マカオの観光名所「福隆新街」一帯の歩行者天国がスタート…毎日11〜25時

 マカオ半島旧市街地にある「福隆新街」一帯の歩行者天国化が中秋節にあたる9月29日からスタートした。

 福隆新街はかつてマカオの主要な海の玄関口だった内港に近く、歓楽街として栄えたストリート。現在も19世紀に建てられた風情ある建築物が多く残り、レストランや土産店などが集まる人気の観光スポットとして広く知られる。

 歩行者天国となるのは福隆新街、爐石塘巷、新填巷、桔仔街、何老桂巷の間で、実施時間は毎日11時から25時まで。

福隆新街歩行者天国化初日の様子=2023年9月29日(写真:ICM)

 マカオ政府文化局(ICM)では、福隆新街一帯を歩行者天国化する目的について、福隆新街周辺エリアの活性化を挙げている。今回の歩行者天国化計画には、マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角にあたるウィンマカオ社が協力しており、政府は事業経験を活かしてパフォーマンス、イベント、料飲、装飾などによるムードの醸成と集客力に期待感を示している。

 ウィンマカオ社は、中秋節・国慶節ホリデー期間(9月29日〜10月8日)にかけて歩行者天国内に多くのインスタレーション作品展示、カルチャー・クリエイティブ・マーケット(午後1時〜午後5時)及びナイトマーケット(午後6時〜午後11時)開催、アート・カルチャー・ショーの上演などをランナップしているという。

福隆新街歩行者天国化計画キックオフセレモニーの様子=2023年9月29日(写真:ICM)

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