MGM「マカオクルーズ」観光船が就航…媽閣とコロアンビレッジ結ぶ

 マカオ政府とカジノ経営コンセッションを締結する6陣営の一角にあたるMGMチャイナ(以下、MGM)は10月24日、マカオ半島南部の媽閣碼頭(アーマーピア)と路環碼頭(コロアンピア)の間を結ぶ「澳門海上遊(マカオクルーズ)」観光船を就航したと発表。

 同船は約40人乗り、毎日2往復の運航で、出発時間は媽閣発が午後2時/午後4時、路環発が午後2時半/午後4時半。運賃は片道60パタカ(日本円換算:約1100円)とのこと。

 乗船券に関する問い合わせは、MGM系の統合型リゾート(IR)施設「MGMマカオ」と「MGMコタイ」のロビーにあるサービスカウンターで受け付け、媽閣碼頭または路環碼頭で乗船券を購入できるという。

現地の親子連れなどを対象に実施されたMGM「マカオクルーズ」試乗会の様子(写真:MGM)

 媽閣碼頭は世界遺産・媽閣廟付近に、また路環碼頭はコロアンビレッジと呼ばれる古い街並みが残るエリアにあり、今年(2023年)6月にオープンしたばかりの文化・観光施設「荔枝碗船廠片區X11-X15(ライチワンシップヤード・プロットX11-X15)」にも近い。

 MGMはマカオ政府が進める媽閣エリア一帯の活性化計画に参画しており、観光要素を持つ海上交通アクセスの整備による新たな人流の創出などの相乗効果を期待しているとした。

現地の親子連れなどを対象に実施されたMGM「マカオクルーズ」試乗会の様子(写真:MGM)

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