女子バレーボールネーションズリーグ2024の第2週マカオ大会5日目…日本が3連勝、ドミニカ共和国との接戦制す

 バレーボールの国際大会「女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024」の第2週 マカオ大会がコタイ地区にある統合型リゾート(IR)「ギャラクシーマカオ」併設の「ギャラクシーアリーナ」がきょう(6月2日)最終日を迎える。

 6月1日(大会5日目)は12時半(現地時間、以下同)からブラジルとイタリア、16時から日本とドミニカ共和国、19時半からタイと中国の計3試合が行われた。

 日本は28日のブラジル戦でフルセットの末に敗れたものの、30日のフランス戦をストレート勝ち、31日には五輪切符を争うアジアのライバル中国を3-1で下し、2連勝を飾る中でマカオ大会最終の試合となるドミニカ共和国戦を迎えた。

 相手のドミニカ共和国はすでに五輪出場権を獲得している。結果はセットカウント3-1(25-20|23-25|26-24|25-23)で日本が勝利。ドミニカ共和国はゴンザレス・ゴメスが25得点を決めたほか、パワフル、そして粘り強いプレーが随所にみられ、日本を苦しめた。日本にとって、第3セットでは終盤に追いつかれ、デュースまでもつれ込むも、最後はエース古賀紗理那(NECレッドロケッツ)のスパイクが決まり、第4セットでは最大8点差から怒涛の逆転劇を収めるなど、タフな接戦を制したかたち。日本はこれで、3連勝。マカオ大会は3勝1敗、ネーションズリーグ第1週からの通算成績は6勝2敗となった。

3-1でドミニカ共和国に勝利した日本。この試合でキャプテン古賀紗理那は19得点を挙げた=2024年6月1日(写真:マカオ政府体育局)

 マカオ大会を終えた日本は、五輪出場権を争うラストの戦いとなる第3週の福岡大会(6月11~16日)に臨む。

 なお、前夜の中国戦では中国を応援するファンが大半の完全アウェイ環境だったが、この日のドミニカ共和国戦では、日本の応援グッズを手にしたファンの姿が多くみられた。試合後、ミックスゾーンに現れた日本選手はリラックスした表情でファンとの交流に応じていた。マカオ大会の期間中、澳門日本会を中心に現地在留邦人らが応援団を組織し、日本の全試合で大きな声援を送った。チーム関係者によれば、前夜の中国戦でも日本への声援が聞こえ、選手の力になったとのこと。ドミニカ共和国戦を終えた後、眞鍋政義監督が日本の応援団のいる客席を訪れ、連日のチームへの応援に感謝を述べる一幕もあった。

 マカオにおける日本の試合結果は下記の通り。(※現地時間)
・5月28日(火) 19時30〜 ブラジル戦(2-3で負け)
・5月30日(木) 16時00分〜 フランス戦(3-0で勝ち)
・5月31日(金) 19時30分〜 中国戦(3-1で勝ち)
・6月1日(土) 16時00分〜 ドミニカ共和国戦(3-1で勝ち)

ミックスゾーンでファンと交流する日本選手。中央は宮部藍梨(ヴィクトリーナ姫路)=2024年6月1日(写真:マカオ政府体育局)

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